白岩さんは小さな頃からものづくりが大好きだったという。大学で陶芸を習っていた時に、ろくろで急須を作ったという、その時習っていた学校の先生によくできたね、でも本当の急須は違うと言われたという、そして後日、本当の急須というものを見せてもらったという。
その時に出会ったのが常滑市無形文化財の急須職人の小西洋平さんだったという、その後常滑まで行き、弟子入りをお願いしたが、断られてしまう。その後何度が小西さんのところに通い、ようやく、なんと5年後に弟子入りを認められたという。芸術課程を目指しながらも、一点に対して飽くことのなき行動とものづくりの情熱が見事に突破させています。
その後のお二人でのご活躍は陶歴に書かれる通りです。
「かっこよさがありながらも、思わず手に取りたくなる可愛らしさを目指しています」この一言が全てを表しているように思います。かっこよさということばがなかなか言えないです。
薪窯の特性として、そして求めた作品表現に課せる気持ちから、焼き上がりに生き残れる急須は、ほんの一握りといいます。
白岩さんの急須に釉薬(ゆうやく)は一切かけられてはいません。燃やされた薪(まき・木)から灰が出て、それが急須に降り積もり、炎で熱せられることで溶けてガラス質化して、あたかも自然の釉薬になるのです。さらには炎が通り、入った部分、入らなかった部分で色表現などが異なるのです。白岩さんの急須が同じものが二つとなくて、一つ一つ表情が異なる理由なのです。
陶暦の略歴
・日本伝統工芸展入選※(第58・62・63回)
・東日本伝統工芸展入選(第51・52回)
・日本煎茶工芸展入選(第25・26・27・28・29・30回)
・長三賞常滑陶芸展入選(第30回)
・小西洋平・白岩大佑 急須二人展(2012・2013・2014年)
・第67回 日本伝統工芸展 入選 2020
※日本伝統工芸展とは、工芸界最大規模の公募展で、重要無形文化財保持者(人間国宝)をはじめ、優れた工芸家たちの作品のみ展示される、中でも陶芸の入選率は24%ととても低い。
容量:130ml
注意事項:電子レンジ、食洗機使用不可、柔らかいスポンジを使い中性洗剤で洗ってください。漂白される場合は酸素系の漂白剤をご使用ください。
※手作り品の為、サイズはおおよそになります。
※ご覧になる環境により、色味や形状がお届けする商品と異なって見える場合がございます。予めご了承ください。
※不良品以外の返品やご交換はお受けしておりません。